はじめに
　はじめに 秩父市は、埼玉県の北西部、都心から60～80㎞ 圏、特急で約80分のところにあり、面積は577.83㎢ と県内最大である。市域の約87％は森林で、ほとんどは秩父多摩甲斐国立公園や武甲・西秩父などの県立自然公園の区域に指定されており、水と森に恵まれた自然豊かな地域である。 祭りの盛んな土地柄で、日本三大曳山祭りの一つである秩父夜祭をはじめ、農民ロケット龍勢祭、秩父 川瀬祭など多くの祭りが開催されている。四季の彩り も 鮮 や か で 、春 は 芝 桜 が 楽しめる羊山公園 、夏は清流の川遊びや滝めぐり、秋は鮮やかな紅葉、冬は三十槌の氷柱など、一年を通じて四季の変化を楽しめる。 最近では「都心から一番近い雲海」として秩父雲 海が注目を集めている（表紙写真）。春と秋の明け方から早朝によく見られる。また、令和7年春に、第75回全国植樹祭が秩父ミューズパークで開催される。埼玉県では66年ぶり2回目の開催となる。

（埼玉りそな経済情報2023年5月号　執筆者：樋口）