公益財団法人埼玉りそな産業経済振興財団

調査研究レポート

2024年12月01日

大宮盆栽 次の100年に向けて ~令和7年 大宮盆栽村は100周年を迎えます~

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地域コンサルティング間藤 雅夫

趣旨

 大正14年(1925年)に開村した大宮盆栽村は、世界的な盆栽の聖地として世界中から盆栽愛好家が訪れる場所となり、令和7年(2025年)に開村100周年を迎える。しかしながら、かつて30以上あった盆栽園は、盆栽業の衰退や人々のライフスタイルの変化と相まって、園主の高齢化や後継者不足などから盆 栽園の数は減少し、現在は6園となっている。今後も盆栽園の減少が予想され、大宮盆栽村の消滅が危惧されている。さいたま市は、大宮盆栽の伝統や文化を守りその技術の継承を図るべく、「大宮盆栽振興策」や「大宮 盆栽これからの100年に向けたビジョン」の検討を始めた。この100年で「盆栽の聖地」と呼ばれるに至った大宮盆栽村の歴史を概観し、次の100年に向けた大宮盆栽村のあり方について考えてみたい。

目次

  • はじめに
  • 大宮盆栽村とは
  • 大宮盆栽村の誕生
  • 大宮盆栽村のこれまでの100年(略史)
  • なぜ大宮は盆栽の聖地と呼ばれるのか
  • 大宮盆栽を取り巻く環境の変化
  • 若手盆栽師勉強会(大宮盆栽若手の会)の取り組み
  • 大宮盆栽存続に向けた方策
  • 次の百年に向けて
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