2022年02月01日
埼玉県における鉄道の歴史と今後
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経済調査太田 富雄
趣旨
昨年は明治4(1871)年に埼玉県が誕生して150年となり、県庁通りには記念フラッグが飾られたほか、県内各地でイベントが開催されるなど、盛り上がりを見せた。また、明治維新後に国内の経済基盤を固めた埼玉県出身の渋沢栄一翁がNHK大河ドラマの主人公
になったほか、新一万円札の顔にもなることが決まっており、明治期の埼玉県が注目を浴びた。
渋沢翁は鉄道との関係も深かった。赤レンガ駅舎の東京駅のレンガは渋沢翁が設立に関わった企業により製造された他、鉄道の敷設や鉄道会社の経営にも携わった。
本稿では埼玉県の鉄道の歴史を簡単に振り返るとともに、今後について展望したい。
目次
- はじめに
- 県内の鉄道の歴史(戦前)
- 県内の鉄道の歴史(戦後)
- 県内の鉄道の現状
- コロナ禍による鉄道への影響