公益財団法人埼玉りそな産業経済振興財団

調査研究レポート

2022年05月02日

埼玉県における産業動向と見通し 4~6月の産業天気図は、3年半ぶりに「小雨」が解消するも、ウクライナ情勢等による不透明感から下振れリスクは残る

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経済調査太田 富雄

趣旨

 わが国の景気は、持ち直しの動きが続いているも のの、新型コロナウイルス感染症による厳しい状況 が残るなかで、一部に弱さがみられる。埼玉県の景 気も、感染症の影響で厳しい状況が続くなか、持ち 直しの動きに弱さがみられる。 先行きについては、まん延防止等重点措置が3月に 解除されたことから、景気の持ち直しが期待されるが、 ウクライナ情勢等により、不透明感が強くなっている。 聞き取り調査の結果、埼玉県の1~3月期の産業 天気図は、電気機械、鉄鋼、建設が「薄日」となる一 方、一般機械、百貨店・スーパーが「曇り」、輸送機 械が「小雨」となり、業種によるバラツキがみられた。 4~6月期の天気図は、いずれの業種とも「曇り」 以上となり、3年半ぶりに「小雨」が解消するが、下 振れリスクは残る。

目次

  • 概況
  • 主要産業の動向
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