公益財団法人埼玉りそな産業経済振興財団

調査研究レポート

2021年03月01日

埼玉県の公共交通の現状と地域交通の新しい取り組み

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経済調査吉嶺 暢嗣

趣旨

 人口減少、高齢化が進むなか、特に地方においては、乗客の減少等によるバス路線の縮小などにより、地域の生活のための移動手段の確保が難しくなっている。公共交通機関のほか、自動車が移動のための重要な手段となっているが、高齢運転者の事故等が問題となり、代替手段への要請も大きくなっている。  埼玉県は、公共交通機関の整備が進んでおり、就業者の増加などを背景に、鉄道やバスなど公共交通機関の輸送量は増加を続けている。しかしながら、県内においても、地域により状況の差がみられることもあり、地域における移動手段の確保は重要な課題となっている。  本稿では、埼玉県や全国における公共交通の状況を概観した上で、高齢者の事故や自動車運転の状況、移動手段確保への取り組み等についてみていく。

目次

  • はじめに
  • 鉄道の状況
  • バスの状況
  • 自動車の状況
  • 新しい取り組み
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