2020年03月01日
埼玉県内の食料品製造業 増加を続ける食料品販売
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経済調査樋口 広治
趣旨
総務省の「家計調査」によれば、全国の2人以上世帯の食料品への支出額は、減少傾向が続いていたが2011年を底に増加基調に転じている。2019年の年間支出額は96.6万円と2001年の94.6万円を超え、2000年の水準に近づいている。全国および埼玉県の食料品製造業の製造品出荷額等(以下、出荷額)は、2000年代前半と2008年のリーマンショック後に停滞したものの、食料品に対する需要の増加を反映して2011年頃を境に増加に転じている。
本稿では、近年増加が続いている県内の食料品製造業の動向についてレポートする。
目次
- 県内の食料品製造業の特徴
- 増加を続ける食料品販売
- 県内の食料品製造業の特徴