公益財団法人埼玉りそな産業経済振興財団

調査研究レポート

2020年03月01日

埼玉県における自然災害とその対応

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経済調査吉嶺 暢嗣

趣旨

 ここ数年大きな自然災害が続いている。2018年7月には、広島県、岡山県など西日本を中心に大規模な豪雨災害が発生し、死者・行方不明者200名 以上の大きな被害となった。これに前後して6月には大阪府北部を震源とする地震、9月には北海道胆振東部地震が発生し、それぞれ犠牲者が出ている。 2019年9月には台風第15号が千葉県に上陸し、強風などにより、多くの人家被害、人的被害をもたらした。この台風では最大で93万戸の停電が発生し、 復旧に予想外の時間を要した。10月に伊豆半島に上陸し、関東地方を通過した台風第19号は、関東甲信地方、東北地方を中心に記録的な大雨をもたらし、140カ所の河川堤防が決壊したのをはじめ、多くの地域が浸水した。埼玉県でも死者4名、負傷者33名の人的被害が発生した。 予測しきれない大きな自然災害が近年頻発しており、自然災害に対する、事前、発生時、事後の対応の重要性が高まっている。

目次

  • はじめに
  • 自然災害による被害総額
  • 河川被害、土砂災害、地震
  • 熱中症
  • 自然災害への対応
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