公益財団法人埼玉りそな産業経済振興財団

調査研究レポート

2020年02月01日

高齢者の転入超過が続く埼玉県く

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経済調査井上 博夫

趣旨

 わが国の人口が減少に転じるなかでも、埼玉県の人口はこれまで増加を続けてきた。出生数から死亡数を差し引いた自然増減数は、すでにマイナスに転 じているものの、他の都道府県からの転入者数が転出者数を上回る、いわゆる転入超過となることで全体としてはプラスを維持している。  埼玉県の転入超過者の中でも、近年高齢者が存在感を増しており、老人ホームなど社会福祉施設の増加を後押しする一因にもなっている。以下では、埼玉県に集まる高齢者の状況をみてみたい。

目次

  • はじめに
  • 首都圏への人の流れは続いている
  • 埼玉県の65歳以上の転入超過者数は全国1位
  • 85歳以上の転入超過者が大幅に増加
  • 親世代を呼び寄せる子供世代
  • 埼玉県の有料老人ホーム数は全国2位
  • 増加する社会福祉施設への入居者
  • 人材確保が課題に
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