2023年04月01日
埼玉県における高年齢者雇用の現状と今後
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経済調査太田 富雄
趣旨
わが国では少子高齢化が進んでおり、生産年齢 人口(15~64歳人口)は1995年の8,726万人を ピークに減少に転じている。国立社会保障人口問題 研究所の2015年国勢調査結果に基づく中位推計 では、生産年齢人口は2056年には4,984万人と、 5,000万人を切るまでに減少する見込みである。こ れまでは女性や高年齢者、外国人を中心に雇用者 は増えてきたが、今後も頼ることは可能であろうか。 本稿では、最近の高年齢者雇用に係る法改正の 動きも踏まえつつ、埼玉県の高年齢者雇用の現状を 概観し、今後さらなる人手不足が予想されるなか、 高年齢雇用者増加の可能性についてレポートする。
目次
- はじめに
- わが国の労働力構造
- 雇用者数の推移
- 都道府県別の高年齢雇用者の状況
- 高年齢雇用者増加の背景
- 高年齢雇用者の雇用条件と課題
- 埼玉県の高年齢雇用者増加の可能性